- 作者: 井上理
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/05/12
- メディア: 単行本
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良い会社は良い人材と才能に恵まれる。
任天堂にしろ、オリエンタルランドにしろ、リッツ・カールトンにしろ、良い企業というのは良い人材と才能に恵まれているものです。
人材と才能に恵まれているからこそ、機会が生まれ、企業が成長するのでしょう。
本書は岩田社長以後の任天堂に焦点を当て、なぜDSやWiiが生まれ、これほど広まったのか。そこに言及しています。
結論からいえば、山内前社長の采配と人材に恵まれた、というところでしょう。
山内前社長の勘と、それによって選ばれた人々の物語こそが任天堂です。
このような物語は優良企業によく見られます。
才能を持つ人間とそれを発掘する人間、それが存在する企業だからこそ素晴らしい仕事をするのでしょう。
なにより、その才能に投資できる企業こそがオンリーワンになれる企業です。
本書はあまりにも任天堂を持ち上げている感があるものの、オンリーワン企業であることは間違いありません。
ほかの企業が簡単にできることではありません。