活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

論理の迷路をさまよって


小野田博一『13歳からの論理ノート』


題名は某『13歳からのハローワーク』のパクリのようですが、内容はまったく異なります。
論理的に物事を捉え、表現するためにはどうすればいいのか、その方法論が書かれています。
いわば、13歳でも分かる論理学、といったところです。


論理的な思考をするのは簡単なようで、非常に難しいです。
自分の感情や都合で考えてしまうと、ついつい非論理的な思考になってしまいがちです。
また、理由を省いたり、道筋を飛ばしたり、論理の飛躍が行われしまいます。
論理的な文章を書こうと思うと、矛盾なく、因果関係を考えながら進めていかなければなりません。


その意味で、『13歳からの論理ノート』は一から教えてくれる初心者向けの本です。
非常に丁寧なので、論理とはどういうことかを知るにはちょうどよい本でしょう。