活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

夢を追いかけて


最近のこどもは実年齢に比べ、精神が低年齢化している傾向にあります。
それは、ゆとり教育のもたらした結果でもありますが、もう一つは社会がもたらした結果でもあります。


一つは早く成人する必要がなくなったこと。
社会が成熟したために、早く大人にならなくても生活できることが挙げられます。
そして、見習うべき大人の消失。
つまり、大人に魅力を感じなくなったことが原因です。これまでは大人になるメリットや憧れがありました。しかし現在、メリットも憧れもありません。
むしろ、こどもでいるメリットの方が高い気さえします。
ゆえに、こどもは大人になろうとしないのです。


これは大人の責任です。
こどもに対して、なんら魅力を与えられない社会を作り出したために、個のような状況が生まれました。
要するに、仕事をしている人達が格好良くないんですよ。
だから、仕事をしたくない=大人になりたくない、という構図が生まれます。


同じように、企業に勤めることをよしとせず、「アタシは歌が好きだから」と安易に歌手になろうとするような人が増えているわけです。


結局、大人もこどもも夢を失ってしまったような気がします。