活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

それは禁則事項です


ルールとは、大抵禁則事項である。
人は生きていくためにルールを作る。しかし、その多くが禁則事項あるいは何かを阻止するためのルールである。「〜すべからず」「〜させないために○○する」と言った具合だ。
例えば、TASPOが好例だろう。未成年者に煙草を吸わせないためにTASPOを導入する。


だが、気付いているだろうか。
束縛するルールは対象者を非常に低次元に見ていることを。
例えば、先の例を挙げれば、未成年は倫理やマナーで喫煙を止められないから、吸わせないためにシステムを導入している。つまり、喫煙する未成年をバカにしているのだ。もし、未成年が守るのならルールなどいらない。ルールを作る側が「できない」と見下しているほかない。


だが、一番の問題は対象者がそれに気付いていない点である。
だから、諍いや問題が起こる。
自分達がバカにされていることに気付けば改善すればいいのに、それが分かっていないから平然とルールを破る。そのために、規則側にバカにされるのだ。


ルールの中には、よりよくするためのルールがもちろんある。
そういったルールが増えてくれることを願うばかりだ。
(ちなみに、TASPOに反対しているわけではないので)