活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

均一な、多様化する思考

すべての物理法則は均一を求めている。


例えば、高気圧と低気圧の関係を見てもそうだろう。空気が上昇する低気圧が存在するから下降する高気圧が存在する。そして、空気は高気圧から低気圧へと動く。気温も同様だ。
また、色が混ざり合って同化すること、放出された熱が周囲に均一に拡散することもそうだろう。


卑近な例をとれば、ホットコーヒーが冷めていくのも、周囲へ熱を放出することで、周囲との温度差を均一にしようとする現象だ。
このように物理法則は均一になろうとする動きをなす。


そう考えると、生命の多様化は物理法則に反する行為なのではないだろうか。本来、物理法則そのものが均一化を求めるならば、そこに従う生命もまた均一化を求めるのではないか。
しかし、同時に生命の多様化は物理法則を超える行為とも言える。物理法則を超えることで、本来生命が物理法則の揺らぎに過ぎなかったものから物理法則の定義を超えて存在しうるものへと変化させたのではないか。


と、そんなことを考えてみる。
だとすると、物理法則の揺らぎとは何なのか、という疑問が湧く。
答えるすべは持っていないが。


こういう思考ゲームもたまには悪くない。