活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

辞書人生、万歳!

本日、久しぶりに改訂された広辞苑が発売されました。


広辞苑 第六版 (普通版)

広辞苑 第六版 (普通版)


個人的には、電子辞書より紙の辞書が好きです。
それは、紙の辞書は調べようとした単語以外にも近くの単語が目に入り、そこから別の単語へと波及するからです。電子辞書は検索は簡単ですが、近い言葉を調べようとはしません。目的の単語だけで、機能的ですが能動的ではありません。


辞書そのものの面白味もあります。
辞書によって表現がまったく異なります。それは、辞書はすでにある辞書と同じ表現と使ってはいけないというルールがあるからです。特に面白いのは、『新明解国語辞典』です。


新明解国語辞典 第6版 並版

新明解国語辞典 第6版 並版


あの編者のセンスに脱帽です。
独自、というか自分の趣味です。辞書という名を借りた何かではないかと疑うほどです。


この辺の、辞書の面白味は実際に使った人間でないと分かりません。
最近は、電子辞書ばかり使って、紙の辞書を使えない生徒が増えています。辞書の面白味を知るだけでも、国語は面白くなるのにもったないことです。
私は、上に兄弟がいたこともあり、国語辞書は3冊、英和辞典は3冊、和英辞典は1冊、漢和辞典は2冊、古語辞典は2冊持っています。ほとんどは実家に置いてありますが、比べてみると本当に面白いです。


この面白さ、わっかるかなぁ。わっかんないだろうな(笑)。