活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

面白くない話

旬な話をしようと思います。
別に、楽しい話ではありません。
品川区戸越銀座で高校生が刺傷事件を起こした話です。


最近、10代の犯罪が目立つようになりました。特に、殺人などの凶悪犯罪です。
この問題は様々な要因が考えられますが、大きく括ると「ストレス」ではないでしょうか。


現代社会でもっとも変化したことは、過剰なストレスを抱えたこととストレスを消化しきれないことです。
ストレスの原因は様々ですが、いわゆる「昔」と比べてストレスが増加したことは間違いありません。じゃあ、ストレスのない社会にすればいいのかといえば、ストレスのない(少ない)社会は不可能です。それはめまぐるしく変わる社会を見れば一目瞭然でしょう。
では、このままストレスを抱えなければならないのでしょうか。
それも間違いです。問題はどのようにストレスを消化していくか、ということです。
大人もそうですが、こどもも逃げ場がありません。ストレスを消化する場所・機会が少ないのです。ストレスがストレスを生み、ストレスのデフレスパイラルを起こしているわけです。


さて、話を品川の少年に戻します。
彼もまた、逃げ場がなかったのでしょう。家庭にも塾にも学校にも。
ストレスに耐性のない彼らがいつ爆発してもおかしくありません。この事件はどこにでも起こりうる話なのです。


ストレスという魔物に、日本全体が冒されている象徴といえる事件でしょう。