活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

これでいいのか、出版界!

最近、ケータイ小説が氾濫しています。
少し前までは文学賞ラッシュ、本屋発が席巻していましたが、最近はwebやケータイ小説のようです。


しかし、ケータイ小説のどこがいいのでしょうか。
かつて、本屋で少し読みましたが、それだけで嫌気が差しました。その理由は圧倒的に文字数が少ないことです。もっと言えば、文字数そのものではなく、描写や心情が少なすぎるのです。そして、台詞ばかり。これは台本ですか?


『恋空』の影響で、魔法のiランドが文庫になるし、モバゲータウン文学賞はパクリだわ、大丈夫ですか、角川さん、講談社さん。
確かに、電車の中で軽く読むにはよいのかもしれません。しかし、小説としての質は低いです。しかも、恋愛ものばかり。お前等の頭の中は異性だけなのか! 恋愛もの自体は否定しませんが、かつて現状では恋愛ものに名作は生まれない、と言いました。それは恋愛は障害があって初めてストーリーをなすからです。今の時代、障害になるものが皆無です。ゆえに、恋愛ものは成立しません。せいぜい昼ドラものくらいです。


モバゲーにいたっては、某ゲームのパクリだとか。しかも、本人はそれを否定。でも、周囲の誰もが「それ」だ、と明言できるほど似ているそうです。いいんですか、講談社さん。この業界、パクリはもっとも危険ですよ。
ま、編集がこれでもかと直すと思いますが。それに、売れない作家のために、シナリオライターとゲーム会社と相手取るとはおもいません。


本の虫から言わせてもらえれば、やはり真っ当な小説が増えて欲しいものです。