活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

久しぶりの映画でも大丈夫

今日、『サイボーグでも大丈夫』を観ました。


一言で言うと、ぶっ飛び方がすごいです。
設定の、総合失調症の患者同士の恋物語だけで充分に奇抜なのに、登場する人物も破天荒です。
ですが、ストーリーは意外なほどしっかりと作られていました。他人からどんなものでも(それこそ感情まで)盗める青年とサイボーグだと信じている、心優しい少女。
少女が祖母を連れて行ったホワイトマン(医療関係者)を抹殺しようとするのだけれど、同情心からそれができないでいた。一方、青年は他人の心が理解できないために人のものを盗み続け、そのものになりすましていた。少女から、「私の同情心を盗んで」と頼まれ、少女の同情心を盗む。こうして、少女は冷徹なサイボーグになり、青年は同情心を理解する。


ラストシーンがよく分かりませんでしたが、考えられたストーリーでした。
ただ、役者がもう少し奇抜な演技もできたら、作品にもっと面白味を与えられました。その辺が残念と言えば残念かな。


次は『スキヤキウェスタン』『サルバドールの朝』『ストレンヂア』を見に行く予定です。
『大統領暗殺』は少し興味がありますね。