演劇工房Vol.9『ウルトラマン』を見に行きました。
今回は全体的にパワフルでした。
役者に勢いがあった、といったほうがいいですね。特にゆみこ役とラン子役のはっちゃけ方がよかったです。ラン子役は一番成長したんじゃないかな。面白くなっています。
しかし、ストーリーがよく分からなかった。感じとして、だいぶもとの脚本を短くしている気がするのですが、その辺は演出に聞いていないので何とも。ただ伏線が回収できていない部分があったので、おそらくはそうだろうと思います。
しかし、最近思うのですが、演劇的表現とは何なのでしょうか。演劇にしかできないこと、ですね。一つは役者の、あのわけの分からないエネルギーは演劇しかできないと思います。カット撮りの映画・ドラマでは無理ですね。
ただ、ストーリーとして演劇でなければならないものって、あまり見かけません。ほとんどが映画やドラマの影響か、映像でもできる脚本です。もっとも、すべてを見ているわけではありませんが。
演劇にしかできないこと。
それが演劇をしている人が目指しているものなんでしょうね。改めて。