活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

TUTAYAの期限が切れていた……(事実)

MACノートPro買っちゃった(てへっ)。


ついに買ってしまいました、MACを。
でも、マウスとかのアクセサリーを買っていないことに気付いたり(苦笑)。
まあ、明日買いに行こうっ。


関係ないけれど。
『四十日と四十夜のメルヘン』と『図書館内乱』を読みました。
『四十日〜』は構造は面白いのだけれど、いまいちやりきれていない感じですね。広告チラシのポスティングで生活している主人公を機軸に、主人公が小説教室で教わりながら、その練習のために日記を書く。日記の内容は7/4〜/7までを何度も繰り返す。それとは別に教室の先生の生い立ちが話され、その間に主人公の小説の内容が入ってくる。
やがて、三つの物語が判然としなくなるのですが、その過程が面白くない。現実パートと主人公の小説パートが主に絡んでくるのですが、先に小説の結末を出してしまうのはいただけません。なぜなら、この作品自体のラストがその小説ラスト直前で終わるからです。
それに、隣の男女の記述も中途半端。毎日のようにクリーニングバッグを抱えながら部屋を出る女、男がいるにもかかわらず静かな隣室。ラスト近くで実は女が男を殺してバッグの中に入れているんじゃないか、というくだりがありましたが、その描写も面白くない。
途中で飽きて、読み終えるのがやっとでした。


『図書館内乱』は有川浩、随分成長しました。この人の問題点はラストへの盛り上げ方が巧くなかったのですが、今回はエピソード形式にしていたためか、盛り上げ方は巧くできていました。ようやく読み終わって「よかった」と思える作品です。
それまでの作品は、設定や描き方が面白かったのですが、ラストシーンがいつもいまいちでした。序盤だけ面白く、終盤に向けてどんどんつまらなくなる某Gアニメ会社制作作品のような感じ?(黒笑)
有川さんは設定が非常に巧いんですよね。特に図書館シリーズは図書館や表現の自由などをバックボーンにしていますが、その辺がしっかり勉強しているな、と感心します。
ただ、やはりライトノベル作家だな、とも思ってしまいます。主人公の行動が一直線過ぎるんですよね。登場人物の描き方がこどもに近い。心情の機微が巧く表現できていないのが、今後の課題ですね。特に、ライトノベルから脱却したいのであれば。


しかし、TUTAYAのカードの期限が切れていたなんて……。