どうしてなのか、日本の企業は愛社精神を求めてくるのでしょう。
確かに企業の理念とか経営方針は重要だと思います。
ですが、「我が社を愛しなさい」というのには、いささか抵抗があります。
基本的に私はお客様と自分のために仕事をしたいと考えています。
その一つの形態として、今の業界・今の企業に就職しました。
だって、働くのは誰かにサービスすることであり、会社はそのシステムにすぎないのですから。
その働く中で自分を磨きたいと思っているわけです。
郷土愛と同じように自然発生的に愛社精神が芽生えるなら、それもありでしょう。
でも、そう教育するのは愛国教育と同じくいびつなものを感じます。
会社を愛して欲しいなら、それだけ魅力ある会社にすればいいだけの話なのに。