活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

イタリア人は素晴らしい、あのルーズさ以外は


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080701-00000158-mai-soci


イタリアの大聖堂に落書きをした日本学生が停学処分を受けただけなく、周囲の人々も処罰されたことにイタリア人は驚いているようです。
文化財保護の面からいえば、ありえない行為ですよ、ほんと。


ただ、イタリア人は本当にルーズでアバウトです。どれくらいルーズかといえば、日本の発掘が鋤簾(ジョレン)という土を薄く剥ぐ農具を使って全体を掘り、行こうが見つかったら移植コテで徐々に掘っていきます。それに対し、イタリアの発掘はツルハシでがこがこ掘っていきます。完品の石造が出てきても、そのままがこがこ。ざりっ……って、ツルハシで傷つけてる!


これはすべて実話です。
それくらいイタリア人の文化財に対する感覚は酷いです。
だから、仕方ないといえば仕方ないんですよね。
なので、もっと日本を見習ってほしいですね。


ただ、その日本も文化財行政はまだまだ甘いんですよね。行政が文化財にはお金を使わない。そのために文化財が保管されているだけになっています。ほぼ放置です。それもなんとかしてほしいものです。