結局、資本主義において大資本には勝てません。
それはハンバーガー業界を見ればお分かりでしょう。マクドナルドの一人勝ちです。ロッテリア、モスバーガー、フレッシュネスなど、もはや追随できない状況です。類似業界のケンタッキーやサブウェイですら無理でしょう。
それにも関わらず、マクドナルドは他社潰しにかかる。マックラップなどケンタッキーのツイスターそのものです。それはなぜでしょうか。
企業が他社に対してアドバンテージをとるためには、いくつかの方法があります。ですが、大きくは二つの方法があげられるでしょう。
一つは他社と同じ方法で対抗することです。先述の例もそうですし、価格競争もまた同様です。
もう一つは、他社の真似のできないところで勝負することです。これはモスの高級路線やフレッシュネスの新鮮素材路線です。どちらもマクドナルドには真似のできないことです。
企業がとるべき方法はどちらかでしょう。大資本は主に前者をとります。パワーゲームなら確実に資本が大きい方が勝つからです。
現在、M&Aが様々な業界で行われていますが、これも大資本によるパワーゲームです。商品の優位性など一つもありません。
だからこそ、中小企業は真似のできないことで対抗するべきではないのでしょうか。
ですが、それができている企業はどれほどでしょう。