活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

人が動いて、働いている

森田雄三『間の取れる人、間抜けな人』を読んでいますが、その中でいいな、と思った一説があります。


金がなくて悶々としているなら働くほうがいいに決まっているし、あくせく働いてばかりいたら、楽器でも弾きたくなって当たり前だ。要は「バランスの問題」なのだ。


まさにその通りです。
当たり前すぎて言葉もありません。でも、それを言葉にできる人も、実行できる人もほとんどいません。


この著者はイッセー尾形の舞台演出をしている人なのですが、「ああ、なるほど」と思わせる箇所はいくつもあります。
舞台に対する考えがまったく違います。それこそ「理屈」だけの人の話を考えると、その人達がいかに形だけを求めているのかが分かります。


それはさておき。
人は金だけでは生きられないし、夢だけでも生きられない。その通りですね。でも、世の中、売り上げを至上命題に掲げている人もいれば、夢に生きるんやという人もいます。何事もバランスですね。