活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

そうだ、出版社へ行こう

やはり、小説はパターンとバリエーションに過ぎないのでしょうか。


『マンガを読んで、小説家になろう』を読んで、久しぶりにそう思いました。『ベストセラーなんてダイッ嫌い!!』を書いた頃に、すでに気付いていたのですが、小説というかシナリオとキャラはパターンに基づいていると考えていました。それは間違いではなかったのですが、当時はそんなものはぶち壊してやる、と思っていました。その一つが『ベストセラーなんてダイッ嫌い!!』だったのです。


ただ、小説を読めば読むほど、パターンとバリエーションに過ぎないという重いが強くなっていきました。『オーデュポンの祈り』を読んで、「まだまだ小説いけるじゃん」と自分を鼓舞したのも束の間、結局ここに行き着いてしまいました。


しかし、血気盛んだったあの頃と違い、少し悪い大人になりました。だったら、パターンとバリエーションを研究して公開すればいいのではないかと。そうすれば、小説はまた別の戦いをしなければいけなくなります。新しいウリが必要となります。


悪くないですね。
さあ、小説家志望諸君。出版社へいきたまえ。量産されたまっとうな小説を持って。
そうすれば、今の小説家はあがったり。小説のレベルは上がるはず!